ブルーライト研究会について

主旨・背景

近年、情報処理を中心とした技術革新により、IT(情報技術)化が急速に進んでおり、職場ではVDT(Visual Display Terminals)が広く普及しています。加えて、LEDを利用したディスプレイの普及により、ブルーライト(青色光)を多く発するターミナルが増えています。

また一般家庭においても、液晶テレビ、ゲーム機器、タブレット端末などにブルーライトを発するディスプレイが使用されており、これらを扱う世代は、子供から高齢者まで広がってきています。これほどまでに人工的な光と長時間見つめ合うライフスタイルは、人類史上初めてのことといえます。
主旨・背景
厚労省は、「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定し、職場における作業の在り方への指針を示していますが、ディスプレイ機器が発するブルーライトの人体への影響について、医学的なディスカッションはまだ行われていません。
ブルーライトハザートに関しては、長期的に見ると、目の網膜への影響、とくに加齢黄斑変性などの疾患との関わりが懸念されており、また、夜中までブルーライトに暴露した際のサーカディアン・リズムへの影響なども指摘されています。

このような背景から、人々の健康と密接な関わりを持ちつつあるブルーライトの人体への影響を医学的に検証することを目的に、ブルーライト研究会が設立されました。本研究会を通して、ブルーライトの人体に与える影響を横断的に捉え、活発な研究を行い、その結果を広く社会へ情報発信していきたいと考えています。
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