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2014年7月8日
ブルーライト研究会監修のもと子どものデジタル環境に関する意識調査を行いました。

ブルーライト研究会監修のもと株式会社ジェイアイエヌが、子どもを取り巻くデジタル環境の課題と対策に向けた取り組みの必要性を明らかにするため、小学4年生~中学3年生の子どもを持つ保護者1200人を対象に、子どものデジタル環境の現状と保護者の意識についてアンケート調査を実施しましたので、調査報告をお知らせいたします。

<調査概要>
調査対象:何らかのデジタル機器を使用している小学4年生~中学3年生の子どもを持つ保護者1200人
調査実施:ブルーライト研究会監修、株式会社ジェイアイエヌ
調査時期:2014年5月
調査方法:インターネットによるアンケート調査

<調査結果① 【子どもを取り巻くデジタル環境】>
①子どものデジタル機器使用時間
②子どものデジタル機器使用時間帯
③家庭でのデジタル機器の使用制限
④家庭でのデジタル機器の利用開始
⑤年齢スマートフォンの使用目的

<調査結果② 【子どもの健康に与える影響に対する意識】>
⑥デジタル機器が子どもの健康に与える影響
⑦デジタル機器が子どもの健康に与える具体的影響

<調査結果③ 【子どもの睡眠】>
⑧子どもの睡眠時間
⑨睡眠時間の減少の要因

<調査結果④ 【ICT教育について】>
⑩ICT教育に対する意向

<調査結果⑤ 【ブルーライトについて】>
⑪ブルーライトの認知度
⑫対策の意向

<まとめ>
・中学生を中心に、スマートフォンの使用が日常化しており、特に夜間での使用が顕著な傾向にある。
・子どものデジタル機器の使用開始年齢は低年齢傾向にある。
・多くの保護者は、子どものデジタル機器の使用が健康に与える影響を懸念しており、特に「眼」や「睡眠」に影響があると考えている。
・特にスマートフォンの使用が子どもの「睡眠」に影響を与えると考えている。
・保護者は、デジタル機器の子どもへの影響は懸念しつつも、ICT教育の推進には期待しており、学習ツールとして今後もデジタル機器を子どもに使わせたいという意向がある
・デジタル機器が子どもに与える影響の要因として、保護者はデジタル機器のディスプレイから発せられる「ブルーライト」を認知しており、その対策が必要と考えられている。

<今後の展望>
上記まとめのとおり、保護者は日常的に子どもにデジタル機器を使用させつつも、子どもの健康への影響を強く懸念している現状が明らかになった。一方でICT教育や学習ツールとしてのデジタル機器の使用には積極的な姿勢が見られた。これは、2012年の調査結果と同様かつより顕著な傾向を示すものであった。一方で、デジタル機器が子どもの健康に与える具体的な影響としてのエビデンスはまだ少ない。しかしながら、子どもたちの健康に影響が顕著となってからでは遅いことは今回の調査でも十分にうかがい知れる。今回のデータからできうる限りの対策に取り組みつつ、今後、さらに科学的な根拠の蓄積と検証を深め研究を重ねていくことが課題である。

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